新築の家は、住みはじめた瞬間に「中古住宅」へと変わります。しかし、汚れたり傷んだりしているのが何となくわかっていても、いざ塗り替えを考えるとなると、「いつ塗り替えればいいの?」と悩んでしまう方、「きっとまだ大丈夫でしょ!」と先延ばしにしてしまう方も多いようです。では、住まいにとって最適な塗り替えのタイミングとはいつなのでしょうか。
塗り替えの目安
ひとつの目安は、「新築後10年」です。 しかしそれはあくまでも目安であって、環境や素材、施工状況などによってはそれよりも早く塗り替えが必要になるケースもあります。
次のような症状が現れたら要注意。塗装の傷みが原因で内部構造にも影響が出始めているサインなので、できるだけ早めに外壁の塗り替えを検討しましょう。
劣化の要因
- 環境
- 交通量が多い幹線道路の近くや海の近くでは劣化が早まります
- 素材
- 木造住宅とコンクリート住宅では劣化の早さが異なります
- 施工状況
- 塗料の質や塗装の丁寧さなどで劣化の早さは異なります
簡易塗り替え診断チェックリスト
- 塗膜や外壁にひびが入っている
- 汚れが目立ってきた
- 水がしみ込んでいるような気がする
- 塗膜が膨らんでいる部分がある
- 塗膜が膨らんでいる部分がある
- 部屋やベランダに、雨漏りや天井のシミがある
- カビやコケ、サビがついている
- 塗膜がはがれてきたところがある
- ツヤがなくなった
- 色があせ、変色してきた
塗装業者の選び方
大切なお金を払って公開したくない。塗装の仕上がりには塗料も関係しますが、それ以上に職人の技術が大きくかかわってきます。 外壁塗装・屋根塗装などにかかる費用は、決して少なくありません。大切なお金を払って大事な家を任せるのですから、しっかりと丁寧な施工をしてくれる塗装業者を選びたいものですよね。 こちらでは、そのためのポイントをご紹介します。
POINT01. 外壁診断をしてくれる
上記のチェックポイントに当てはまる点があったら、外壁のプロに外壁診断をお願いしてみることをおすすめします。 同じひび割れでも、原因が塗装の傷みの場合もあれば、その奥の構造自体にある場合もあるからです。 もし構造が原因なら、いくらいい塗料で塗り替えをしても解決しません。 プロでなければわからないポイントがありますので、事前に外壁や建物の診断・調査をしてくれる会社を選びましょう。
POINT02. 十分な説明がある
外壁診断の結果の説明ももちろん必要ですが、それ以外にも塗装には使用する塗料の特性や施工方法など、一般の方にはわかりにくい点が多々あるもの。 丁寧な説明によってお客様の疑問や不安をきっちり解消してくれる業者だと安心です。 説明の中でご要望をきちんとおうかがいすることで、仕上がりがお客様の理想により近づくというメリットもあります。
POINT03. 保証体制が整っている
一部でも塗装に傷みが出てしまうと、ゆくゆくは家全体の“健康”を損なってしまうことにつながります。 そのため、万が一に際して保証体制が整っていることも大切なポイントです。 業者を選ぶ際には、どの塗料やどの施工にどんな保証が付いているのかを必ず確かめましょう。