大規模改修の目安
建物を長持ちさせ、マンションに長く快適にお住まいになるためには定期的な修繕や改修を行い、マンションの機能や性能を維持し、向上させていくことが必要です。 大規模修繕の周期は12年が一般的です。マンションの状態に応じた適切な改修計画を立案するためには、マンションの劣化状態を把握する正確な診断が必要です。マンションでは第一回目の大規模修繕を控えた10年目が最初の診断適齢期です。 大規模修繕工事の内容は回数(経年)ごとの、劣化具合や修繕具合によって変わります。
大規模改修工事のポイント
大規模改修工事を1回したら、次はまた12年後頃に行うことになります。2回目からの大規模改修工事は、1回目と劣化の度合いがかわるため、工事内容もかわってきます。 1回目は外部、2回目は内部の修繕も含まれ、3回目は内部の主要部が含まれてきます。 更に、耐震や省エネなど時代に合わせた工事が求められる場合もあります。なので、回数を追うごとに費用がかかることは避けられません。そのため修繕費の確保もしっかりと想定していきましょう。
大規模改修工事の方法
大規模改修工事は建物の劣化から判断します。どのような部分が劣化していて、どこを直すのか調査によって判明してきます。 そのため、劣化状況が悪ければ悪いほど、直さなければいけない箇所が増えていきます。 工事は長期に渡り、足場が必要なところはしっかり足場を作って作業していきます。大規模になるからこそ、計画書の立案や建物の診断を入念に行い、大規模改修案をご提示致します。
大規模改修工事が必要な理由
大きく頑丈な建物は、一戸建ての建物と違って、簡単には劣化しないだろう。と思いの方もいらっしゃるかと思います。 しかし、建物は大きくても小さくても劣化はします。紫外線は建物にとって大敵で、屋上の防水塗装や外壁のタイルなど強烈な紫外線を浴びることで、劣化は進み、劣化した箇所から雨水が侵入してさらに劣化の進行を進めてしまいます。劣化が目で見てわかるようになってくるのが、建ててから10年を過ぎたくらいと言われています。